こんにちは!家族でパピーウォーカーボランティアに取り組む一福です。^^
さて。
盲導犬のおしっこやうんちの処理について、目の不自由なユーザーさんはどうしてるのか気になりませんか?今回は、「盲導犬のトイレはどうしてる?!排泄のお世話の方法について!!」についてお話します。ぜひ最後までお付き合いくださいね!
盲導犬のトイレはどうしてる?
盲導犬のトイレには「ワンツーベルト」という便利グッズを使います。目の不自由な方が犬のうんちを回収しやすくするための物です。
全然想像しにくいとおもいますので、盲導犬のトイレの様子を具体的に見ていきましょう!
ワンツーベルトを使って排泄する
盲導犬のトイレのお世話には「ワンツーベルト」を使用します。
使い方は簡単で、ビニール袋をベルトに引っかけて腰に巻き付けるだけ!オシッコやウンチを直接ビニール袋で受け止める形になり地面を汚さないので、場所を気にせずにトイレができます。
「うんちの量が少ない」
「柔らかい便がでてる」
など、量や臭いで健康チェックができるのもGOOD!こういう便利グッズのおかげもあって、盲導犬は外での排泄も我慢しなくて済むんですよ。
ワンツーベルトをつけたからと言って、盲導犬が勝手におしっこするわけではありません。
「さぁ、ここでおしっこ&うんちをしようね!」
と伝えるために、排泄の合図(コマンド)を出します。
続けて見ていきましょう!
人の合図でトイレを誘導する
盲導犬は子犬のころから、「ワンツー」の声掛けをしてトイレをさせます。
お子さんが子供のころを思い出してください。「シーシー」「うんうん」など、トイレで声掛けしてませんでしたか?初めからおしっこができるわけではありませんが、だんだん慣れてくるにつれて言葉をかけるとおしっこがでるようになるんですよね!
盲導犬も全く同じです。排泄する度に「ワンツー」の声掛けをしていると、次第に声掛けするとおしっこが出るようになるんですw
トイレトレーニングは、私たちパピーウォーカーにとって大きな使命の1つです。盲導犬が「ワンツー」のコマンドでトイレができるのは厳しいトレーニングによるものではなく、子犬の頃からの習慣なんです!
盲導犬のトイレのお世話は、一般のペット犬と大きく違います。
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このように、「いつでも」「どこでも」トイレができる様に習慣づけが出来てるので、盲導犬は日常生活でトイレを我慢することはありません。
私は先日初めて、パピーがワンツーベルトを使っているのを見せてもらいました。
わが家にいた時はうんちが苦手だったので、ワンツーベルトを付けて排泄するパピーを見て感無量★本物の盲導犬みたいで、とってもカッコ良かったです!
排泄が終わると、飛び上がって喜ぶパピー。
「おしっこもうんちも出来たよー!」
とっても嬉しそうな様子でした。
褒めてアピールがすごくって、いつものパピーらしい喜び方だったので「この子は今、訓練を楽しみながら幸せに暮らしているんだな~」と安心した瞬間でもありました。
では次に、盲導犬のトイレのお世話で、ユーザーさんが気を付けている事についてお話していきますね。
盲導犬のトイレはどうしてる?! 盲導犬ユーザーさんが気を付けている事は?
盲導犬ユーザーさんが、犬の排泄で気を付けていること。それはトイレのタイミングを把握し、犬がおしっこやうんちを我慢しなくちゃいけない状況にしない事です。
子供たちが小さい時は、様子を見ながら頻繁にトイレに誘いますよね?盲導犬も同じです。だいたい決まった時にトイレに行くので、その時に声をかければ良いんです。
- 朝起きた時
- 食事の後
- お昼寝の後
- おやつの後
- 夕飯の後
- 夜寝る前
- お出かけの前
人間の子供も、盲導犬も犬も基本的な考え方は同じです。
おしっこを我慢させないこと!盲導犬のトイレのお世話は、この一言に尽きるでしょう。排泄リズムをしっかりと把握して、おしっこやうんちを我慢さないように生活しているだけなんです。
食事の時間・フードの量は決めて生活するので、盲導犬の排泄のリズムはほぼ決まっています。また、盲導犬はコマンドでトイレができるように習慣づけられています。だから、家を出る前はもちろん、外出先でもいつでもトイレができるんですね。
盲導犬はパートナーです。
おしっこを我慢して苦しい思いをしなくて済むように、2人での活動がスムーズにいくように、ユーザーさんは盲導犬のトイレに十分気を配って生活されているそうですよ。
では、長くなりましたので最後にまとめておきましょう!
まとめ
盲導犬のトイレはどうしてる?
- ワンツーベルトを使う
- 人の合図でトイレを誘導する
盲導犬のトイレはどうしてる?! 盲導犬ユーザーさんが気を付けている事は?
- 犬のトイレのタイミングを把握する
- トイレを我慢する状況をつくらない
いかがでしたか?
盲導犬は、小さいころからの習慣づけでコマンドでトイレを誘導できます。また、ワンツーベルトという便利グッズがあるのでいつでもどこでもおしっこ&うんちができるんです。
「盲導犬はトイレを我慢してる」というのは、完全に誤解だったんですね。
盲導犬パピーウォーカーをして気が付いたのは、犬育ても子育てと似たところが沢山あるな~ということ。
トイレのしつけ1つをとっても、そうです。
- おしっこのコマンドをおぼえさせる
- タイミングを見てトイレに誘導する
- 常におしっこを我慢させない
一人前にするには、手がかかるんですね★
トイレもそうですが、吠えない、噛まない、欲しがらない等、盲導犬は小さい頃からの習慣づけによって賢く行動できるんです。だから犬の本能的な面が見えず、まるで我慢しているみたいに見えてしまうのかもしれません。
もちろん、この基本的な生活習慣が身に付きにくい犬は、ペットになるか訓練の途中で進路を変えます。
盲導犬になる犬は、こういった生活習慣が当たり前にできる犬だけで、頑張って歯を食いしばって訓練を受ける犬は一匹もいません。
盲導犬になってる犬は全て盲導犬に向いている、適正のある犬なんですよ。訓練を我慢しているわけではないということは、訓練士さんとパピーの様子から見て良く分かりました。
パピーは今、盲導犬に必要な生活習慣を身に着け、新しい訓練に入りました。盲導犬までの道のりはまだまだ長いですが、これからも応援していきたいと思っています!
頑張れ!パピー★