[キッズ版]盲導犬の歴史!小学生にも解る様に簡単にまとめてみた!!

「盲導犬の歴史について、もっと詳しく知りたい!

こんにちは!家族でパピーウォーカーボランティアに取り組んでいる一福です。^^

盲導犬の歴史についてもっと詳しく知りたいけれど、どれを読んでも小難しいよね?

目の不自由な方のために働く盲導犬は、誰がどんな時に思いついたの?

人はいつから犬を盲導犬として利用しようと考えたの?

「お願い!もっと簡単に教えてぇ~!!」

今回は、盲導犬の歴史について小学生のきみにも解るように簡単にまとめてみたよ!

夏休み・冬休みなどの自由研究にも、ぜひ役立ててね♫

では、盲導犬の歴史を簡単に解説していこう!

キッズ版!盲導犬の歴史

犬は、私たち人間と古くから付き合いのある動物で、人間のすぐ側で一緒に暮らしてきたんだよ。

犬と過ごす長い歴史の中で、お互いを信じる気持ちきずなが生まれて、人間の生活を助けてくれる犬が出てきた、これが働く犬の始まりだね!

狩を手伝う狩猟犬(しゅりょうけん)や、羊の群れの見張り番をしてくれる牧羊犬(ぼくようけん)は聞いたことあるんじゃないかな?

次女
フランダースの犬に出てくるパトラッシュも荷車を引いてお仕事を手伝う働く犬だね!

こんな風に犬が人を助ける仕事は、昔から沢山あるんだよ!

では、人の目の代わりとなる盲導犬はいつから出てきたんだろう?

壁画に描かれた盲導犬?!

実はずいぶん昔から、犬に引っ張らせていた人が居たみたいだよ!

イタリア・ポンペイの壁画に、目の不自由な男性が犬に引かれて市場を歩く姿が描かれていたんだって。

長いロープに繋がれた犬が人を引いて誘導している絵なんだけど、これが今でいう「盲導犬」だね。

次女
ハーネスを付けた今の盲導犬とは少し様子が違うね~

壁画に残ってくらいだから、盲導犬はかなり古くからあった働く犬なんだね!!

歴史上初めての盲導犬訓練(1819年)

「目が見えない人は、犬に案内してもらおう!」

「犬は賢いから、訓練すれば必ず人を引いて歩けるようになる!」

こんな事を思いつくなんて、すごくない!?

犬の潜在能力を信じる力と、目の不自由な方に充実した人生を送って欲しいと願う優しさがあってこそ生まれた発想だと思う!!

素晴らしい!

私なら「犬が人を誘導するなんて無理でしょ!!」って初めからあきらめモードだろうな・・・^^;

こんなスゴイ事を思い付いちゃったのは、なんとオーストリア・ウィーンの神父さん!

犬の首輪に細長い棒を付けて歩かせたんだけど、これが歴史上最初の「盲導犬」の訓練なんだよ。

主人
神父さんは、神様の思し召し・人智を超えたところにある運命を信じていたんだろうね!

世界初!ドイツで盲導犬を使った人(1916年)

ウイーンの神父さんが盲導犬として犬の訓練をしてから~約100年後。

世界で初めて、盲導犬使用者がドイツで誕生したんだよ。

「あれ?最初オーストリアで初めた盲導犬訓練が、なぜドイツで?!」

第一次世界大戦って知ってる?

1914年~1918年まで4年間続いた「ロシア、フランス、イギリス」連合国 VS 「ドイツ、オーストリア」同盟国の戦いなんだけど・・・

ほら見てよ、ドイツとオーストリアは仲間なんだ!

だからオーストリアで過去に行われた盲導犬に関する情報が、ドイツへ入ったんじゃないかな?!

この第一次世界大戦で多くの軍人さんが負傷し、目が見えなくなったんだって。

そんな軍人さんを一人でも多く救うために、盲導犬が生まれたんだよ。

つまり戦争が盲導犬を産み出したと言っても良いかもしれないね。

長男
戦争が盲導犬を生んだか・・・複雑

ドイツで盲導犬訓練校ができた(1919年)

1916年、世界初の盲導犬使用者がドイツに現れてから、たった3年間でドイツ国内に盲導犬訓練学校が9校できたんだよ!!

すごいスピードで盲導犬を育て、普及していったことが解るよね。

主人
戦争によって視力を失った方が、それ程多かったという悲しい事実も見逃せないね・・・

この頃の盲導犬はシェパードが主流だったそうだよ!

あなたが街で見かける盲導犬は、ほとんどがラブラドールレトリバーだよね?

シェパードも賢い犬で盲導犬として活躍できるんだけど、強面(こわおもて)だから数が減ったんだって。

可愛らしくて愛嬌たっぷりのラブラドールの方が、見ている側にも安心感があるからかな?

「盲導犬の犬種ランキング!あの犬が盲導犬に向いている理由とは?!」を参考に!

ブログ管理人:一福さん
私もシェパードの盲導犬は見たことないや。

この当時、ドイツでは毎年およそ600頭の盲導犬を育て上げていたそうだよ。

スゴイね!!

ちなみに、今の日本では約1000頭くらいが盲導犬として活躍していることを考えると、この600頭の数の凄さが分かるんじゃないかな?

ドイツがヨーロッパ各国へ盲導犬を広める(1920年~)

1918年に第一次世界大戦で敗北したドイツでは、戦争で負傷した軍人さんのための盲導犬育成事業を始めたよね?

ここでドイツ、良い事を思いついちゃった♪

「戦争で視力を失った全世界の人々のために、ドイツで育てた盲導犬を使おう!」

ドイツはイギリス、イタリア、フランスなどヨーロッパの国々に盲導犬を売り出したんだよ!

長男
戦争で勝利した国に盲導犬を売って儲けるなんて、天才やんっ!
主人
いつの時代も、人に喜んでもらう事がお金になるんやで~

ドイツに国立の盲導犬訓練学校ができた(1923年)

ドイツ・ポツダムに国立の盲導犬学校ができたよ

ドイツは国をあげて盲導犬を育て始めたんだね!

戦争で視力を失った軍人さんが社会に復帰するのに、たくさんの盲導犬が活躍したんだよ。

長男
民間と国の事業では、どんなことが違ってくるんだろう?

盲導犬育成の事業が世界に広がる(1927年~)

この頃、ドイツ国内では4000頭もの盲導犬が活躍してたんだって!

すごい数だよね。

さっきも言った様に、今日本で活躍する盲導犬の数は1000頭くらいだから・・・当時、ドイツが盲導犬育成にどれだけ力を入れていたかがよく解るね!

その後、盲導犬育成事業はスイス、アメリカ、イギリスなどにひろがり、現在は二十数カ国で行われてるよ。

長女
ドイツが盲導犬育成の火付け役か!

さて、そろそろ日本にも盲導犬が入っくるよ。一緒に続けて見ていこう!

日本に盲導犬が紹介される(1938年)

1938年、目の不自由なアメリカ人が盲導犬(シェパードを連れて日本に来たよ!

「あの犬は、目の代わりをしてくれてるらしいぞ!」

って、衝撃だっただろうね!

海外の情報が一般人に入ってくる事も少なかっただろうし、「アメリカって、すごいっ!」って絶対に盛り上がっただろうね!

これが、初めて日本に盲導犬が紹介された日だよ。

この頃は日中戦争の真っ只中。

日本でも戦争による失明者が増えていた時だったから、アメリカ人が連れてきたこの盲導犬に皆の興味が集まったんだよ。

長女
私のお父さんも盲導犬を使えばまた自由に歩けるようになるかも!って沢山の人が期待しただろうね。

日本でも盲導犬の実用化へ(1939年)

「盲導犬、いいねー!」

「盲導犬を使って、目の不自由な人にも自由で自立した生活をさせてあげたい!」

ということで、日本でも盲導犬の実用化が進められたんだ。

ドイツから盲導犬4頭が輸入され、まず陸軍病院で使われたよ。

視力を失った方の目となり、全身火傷を負った方が明るく生きるための先導役として活躍したんだって。

ブログ管理人:一福さん
ドイツ語での命令語を、日本語に教え直したのかな??

太平洋戦争が始まると日本から盲導犬は消えさり・・・定着せず。

その4頭が亡くなった後は、しばらく日本には盲導犬不在の時代が続いたんだよ。

長男
戦争中は食料不足で人もヒーヒー言って生活しているのに、犬の食べ物まで考えられないよね。

「他国でできたことが日本でできないわけがない。」

「失明軍人さんの更正、独立のためにも盲導犬を育てよう!」

こう思い立った塩屋賢一さん(後にアイメイト協会を創設)は、第二次世界大戦後、日本人として初めて盲導犬の訓練に取り組んだんだよ!

主人
誰にも教わらず盲導犬の訓練を始めたなんて、すごいガッツだ!
ブログ管理人:一福さん
周りから非難を受けただろうし、誰にも理解してもらえない孤独な取り組みだっただろうね。

日本国産第一号の盲導犬が生まれる(1957年)

塩屋さんは、ジャーマン・シェパード犬のチャンピィを盲導犬として訓練することに成功。

チャンピィの飼い主だった河相洌(かわいきよし)さんが、国産第一号の盲導犬のユーザーになったよ!

その当時、彦根城の麓にある滋賀県立彦根盲学校の先生をされていたそうで、チャンピーと護国神社で休息するのが日課だったんだって。

日本で盲導犬が活躍できる地盤を作った国産第一号の盲導犬・チャンピィは、野良犬に噛まれて命を失ったよ・・・

次女
悔しくて、寂しい最期だね(;_;)

日本盲導犬協会が設立(1967年)

日本初の盲導犬協会である財団法人日本盲導犬協会が設立したよ。

日本の盲導犬事情(1970年~)

盲導犬に対する社会への認識は、1970年代に入って徐々に広がってきたよ。

1973年 国鉄(今のJR)車両に人と一緒に乗れるようになった

国鉄は、1969年から盲導犬の無料乗車、1973年から全国的に盲導犬同伴での乗車がOKになったんだ!

主人
それまでは、盲導犬は荷物扱いだったんだよ。

1978年 バスやタクシーに乗れるようになった

2002年 店や病院での盲導犬受け入れが義務化された(身体障害者補助犬法

ブログ管理人:一福さん
こんな法律ができて随分経つけど、今だに乗車拒否や入店拒否はあるみたい。法律があっても、盲導犬や障害者への配慮が無い社会のままだね。

では、長くなったので、もういちど最後にまとめておこうね!

まとめ

【盲導犬の歴史】

  1. 壁画に描かれた盲導犬?!
  2. 歴史上初めての盲導犬訓練(1819年)
  3. 世界初!ドイツで盲導犬を使った人(1916年)
  4. ドイツで盲導犬訓練校が設立(1919年)
  5. ドイツがヨーロッパ各国へ盲導犬を輸出(1920年~)
  6. ドイツに国立の盲導犬訓練学校が設立(1923年)
  7. 盲導犬育成の事業が世界に広がる(1927年~)
  8.  日本に盲導犬が紹介される(1938年)
  9. 日本でも盲導犬の実用化へ(1939年)
  10.  日本国産第一号の盲導犬誕生(1957年)
  11.  日本盲導犬協会が設立(1967年)
  12.  日本の盲導犬事情(1970年~)

いかがでしたか?

盲導犬の歴史が、少しは解ってもらえたかな?

きみはもう盲導犬についてたくさん学んで、人より多くの知識を得た。

だから、もしきみが街で盲導犬に出会ったら、

「ぼく(わたし)に、何かお手伝いできますか?」

って、目の不自由なおじさんやおばさんに声をかけてあげてはどうかな?

きみの素直で優しい一言が大人を変え街を変え社会を変えていくんだよ!

だから、勇気を出して!

きみの優しさで日本の社会を変えるんだ!!

最後までしっかり読んでくれてありがとう★

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