ロープ遊び中に唸った愛犬に、ちょっとひるんでしまった一福です。こんな時はロープを渡すべきなのか迷った結果、ロープで口を縛ってやりました。
さて。
今回は、私が盲導犬パピースクールで学んだ「ロープを使った引っ張り合いっこの遊び方」についてシェアします!愛犬が引っ張り合いっこでうなる場合にどのように対応すべきかについて、まずお話していきますね~。
引っ張り合いっこでうなる犬!どうしたら良いの?!
引っ張り合いっこロープで遊んでいると、はじめは楽しそうだった愛犬がうなるってことありますよね?!
「ううううぅぅぅ~」
私は、パピーのうなる声を引っ張り合いっこ遊びで初めて聞いたんですが、正直ちょっと怖かったなぁ。
「引っ張り合いっこ」はおもちゃのロープを引っ張り合うだけのシンプルな遊びなのですが、犬の本能をくすぐるもので、犬が興奮してうなる場合があります。
でも、安心してください♫引っ張り合いっこの最中に犬がうなるのは嬉しいからです!楽しくって面白いから!うなってしまう程に本気になってるからなんです!
決してあなたを威嚇しているわけではありません。
ですが、理由がどうであれうなるのはやめさせたいもの。愛犬がうなるのを見るのは、気持ちの良いものではありませんからね。。
引っ張り合いっこでは、犬が興奮しすぎないようにコントロールしながら遊ぶように気をつけましょう!
犬が興奮してうなる場合は「アウト(離せ)」のコマンドでロープを取りあげて、いったん犬をクールダウンさせてください。
「うちの犬はアウトできない・・・」という方、始めは無理やりでも良いので取り上げてください。アウト(離せ)できたら「アウト、グッド!」「上手だね!」と大げさに褒めてあげましょう。
これで、ロープの引っ張り合いっこはただのお遊びじゃなく、「アウト」を覚えさせるレッスンに変わりましたよ!
今ではうちのパピーも「アウト」のかけ声で、口を開ける事ができるようになりましたが、最初のころは「アウト」と言っても「絶対に離すもんかぁ」って感じで、口をぎゅっと閉じていたんですよ^^;
それでも無理やりロープを取り出し、まるで犬が自ら口を開けたかのように「アウトできたね~!すごいね!」と褒めるんです。コレの繰り返し!!
かなり根気のいる作業ですが、必ず覚えてくれます。あなたの頑張りにかかっていますよ~★
うなる場合にはロープを犬に渡してはいけません。うなったら欲しいものが手に入ると愛犬に覚えさせてはダメです。
興奮しても飼い主のコマンドでクールダウンできる犬、自分の感情をコントロールできる犬にしつけましょう。
引っ張り合いっこの遊び方!たくさんコマンドを教えよう!
犬が大好きな遊び「引っ張り合いっこ」。引っ張り合いっこは犬の本能的な欲求を満たし、飼い主さんと主従関係を作る大切な遊びです。
うちのパピーも、ロープの引っ張り合いっこが大好き♡雨の日にお外に出られなくても、室内で充分に運動不足の解消にもなるので、わが家では定番の遊びです。
ですが、ロープで適当に引っ張り合って遊んでしまうと
「くわえたら絶対に離さない」
「持ち逃げ」
「追いかけて来い」
など、愛犬に変な遊び方の癖がついてしまいます。
正しく遊んで、引っ張り合いっこをしつけの時間・飼い主との関係作りの時間にしましょう!
【引っ張り合いっこの遊び方】
- ロープ遊びを始める
おもちゃは必ずあなたが出し、「引っ張り合いっこをしよう」とあなたから誘います。
あなたが主導権をにぎります。
- ロープを動かす
おもちゃを見せたら、獲物のように動きに変化をつけて動かしましょう。
犬に動かされるのではなく、あなたが犬を動かします。
犬の体に触れながら遊べば、どこを触られても嫌がらない犬になります。
- ロープを離す
しばらく引っ張り合ったら、ロープの動きを止めて「アウト」させます。
興奮状態からいったんクールダウンさせましょう。
- 他のコマンドを教える
ロープ遊びをご褒美にコマンドを教えましょう。
ロープをとりあげたらシット(おすわり)・ウェイト(待て)でさらに落ち着かせます。
ロープを投げてからカム(持ってこい)、愛犬と距離をとってからのカム(おいで)で呼び戻しの訓練ができます。
- ロープ遊びおしまい
まだ犬は遊び足りないくらいの時に、あなたが「おしまい」「おわり」と声をかけて引っ張り合いっこを終了します。
あなたが主導権をにぎります。
ロープの引っ張り合いっこに、基本的なコマンドをたくさん入れて遊びましょう。犬は遊びを通して、いろんなコマンドを覚えます。
肝心なのは、あなたが主導権をにぎること!犬と遊ぶ時にはあなたが誘い、犬が飽きないうちにあなたの判断で止めてください。
犬に「もっと遊びたいな~」と思わせることで、あなたと遊ぶことは特別だと思わせましょう。次に誘ったときに、とても喜びますよ。
これは、人を大好きにするための遊び方のコツです!
また、遊びに使ったおもちゃは高いところや戸棚の中など、必ず犬が届かない場所にしまってくださいね。犬に遊びに誘われちゃダメ。あなたが犬と遊んであげるんですよ!主導権はあなたですから(*^^*)
次に、引っ張り合いっこのロープのおもちゃについて、お話を続けます。
引っ張り合いっこロープはどれを選ぶ!?
犬と引っ張り合いっこをするおもちゃは、いろんなタイプが販売されていますが、ロープが一番遊びやすいと思います。わが家のロープは使用2か月にして、既にボロボロ。遊んでいると糸が取れてしまい、誤飲の恐れありです。
ロープは買い替えるものだと割り切って、その時に気に入ったものを選べば良いと思います。ロープの先にお人形やボールが付いたものもあるので、愛犬が楽しめるタイプを探してみてくださいね!
また、ロープが短すぎると手を噛まれます。ある程度長さのあるもの(50cm-1m)がおすすめです。
「ウチにあるものをロープの代わりにすれば良いんじゃない?」とタオルなどの日用品を使って引っ張り合いっこするのは、止めましょう。犬は新品やお古の判別ができないので、「タオル=噛んでもよいもの」とおぼえます。必ず、犬のおもちゃを準備してあげましょう!
長くなりましたので、最後に簡単にまとめておきます~!
まとめ
引っ張り合いっこでうなる犬!どうしたら良いの?!
- 犬は楽しくて嬉しくてうなる場合もありますが、止めさせましょう。
- ロープを離すことで落ち着かせましょう。
- 引っ張り合いっこで興奮とクールダウンを教えましょう。
引っ張り合いっこの遊び方! たくさんコマンドを教えよう!
- アウト(離せ)
- カム(来い)
- シット(おすわり)
- ウェイト(待て)
引っ張り合いっこの中で楽しみながら基本的なコマンドを教えましょう。
引っ張り合いっこロープを選ぶポイント!?
- 犬用のロープのおもちゃが使いやすいです。
- デンタルケアができるタイプもあります!
- 日用品(タオルなど)を使わないこと。
いかがでしたか?
犬との引っ張り合いっこをおすすめしない方もいらっしゃいますが、私は超おすすめします!簡単に楽しく遊べるし、運動不足解消にもなるし、しつけもできちゃうだもん♫
やらなきゃ損ですよね!
特に雨の日には、おすすめですよ!犬が運動不足で悪さをする前に、引っ張り合いっこしちゃいましょう♫ついでにコマンドも教えちゃいましょう。
私はご褒美にフードやおやつは使わず「GOOD」の褒め言葉だけですが、それで充分覚えてくれますので、諦めずに気長に教えてあげてくださいね!
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