パピーウォーカーは子犬と別れたくない?返したくない?お別れの本音!

「犬との別れが辛いのに、よくパピーウォーカーなんてやるね」という問いかけに疑問を抱く一福です。私は大学入学時(18歳)に一人暮らしをはじめ、それ以来実家には戻っていません。

 さて。

パピーウォーカーは「寂しく辛い別れを我慢して、子犬を返すのだろう」と思ってませんか?確かに、1年間一緒に過ごした子犬と離れるのはとても辛く、寂しいものですが、私たちは周りの人が思うほど「子犬を返したくない」とは思っていないんですよ~!

 

この記事では、まもなくパピーウォーカーを終える私が、「パピーウォーカーは子犬と別れたくない・返したくない?」についてお別れの本音を話します!パピーウォーカーボランティアの気持ちを少しでも理解して頂けると嬉しいです。

ぜひ最後までお付き合い下さいね!

パピーウォーカーは子犬と別れたくない・返したくないと思ってる?

 

「1年も犬を飼ってたら情が移って、子犬を返したくないでしょ?」

パピーウォーカーへの質問あるあるデス。

「パピーを盲導犬協会に返さなかったらいいよ」なんて、冗談交じりで励ましてくださる方もいらっしゃいます。

 

私もパピーウォーカーをやるまでは

  • 子犬と別れたくない・返したくないんじゃないか
  • 子犬との別れが辛く耐えられないんじゃないか

という不安があり、このボランティアを始めるまでに2年ほど迷いました。

 

ですが、パピーウォーカーもまもなく終わりを迎える今、意外と「返したくない」といったネガティブな気持ちにはなっていません。

どうしてだと思いますか?

自分なりにその理由を考えてみましたので、詳しくお話していきます~!

パピーウォーカーが子犬を返したくないと思わない理由?

 

パピーウォーカーが子犬を返したくないと思わないのは、どうしてだと思いますか?それは、預かった子犬は自分の犬じゃない・盲導犬協会の犬だと意識して育ててきたからです。

 

『一年間も育てた犬をあっさり手放せるなんて、冷たい人だ』と思うかもしれませんが、違います。私が子犬を返したくないと思わないのには、3つ理由があります。

  1. 合意の上でボランティア活動を始めたから
  2. 子犬は自分のペットではなく預かりものだという意識で大切に育ててきたから
  3. 寂しいお別れじゃないから

 

では、この理由について1つずつ説明しますね!

合意の上で始めたボランティアだから

もしパピーウォーカーが「大きくなったら犬を返してね」という曖昧な感じの約束だったとしたら・・・絶対に子犬を返したくない。返してたまるかっ!となるでしょう。

 

ですが、私たちはパピーウォーカーを始める際に

  • パピーウォーカーは1歳まで子犬を預かります
  • 盲導犬にならなくても、パピーウォーカーの元へは戻りません

と言われました。

 

私は「1歳までのお母さん」という約束で、パピーウォーカーを始めたんです。なので、パピーを預かった日からパピーウォーカー終了日に向けて、限られた時間を共に過ごしてきました。のこり半年・・・3か月・2か月・・・1週間とね。

こういった全てを了解し納得のうえで始めるパピーウォーカー。だから「子犬を盲導犬協会に返したくない!」なんて思わないんですね。

預かりものの犬だから

 

さらに私は、自分の気持ちをコントロールするためにも

『この子は預かり物だから』

『将来ある大切な身だから』

と常々、自分自身に言い聞かせてきました。それは、子犬を無事に盲導犬協会に返さなければいけないという使命を忘れないためと、1年後に必ず訪れるお別れを自分自身が受け入れるためです。

 

常に、大切な使命を持った犬を預かっているという事を頭に入れていたので、子犬を返したくないとは思わないんですよ。

寂しい別れではないから

 

また、パピーとのお別れは決して寂しい別れではありません。

 

1歳になると親元(パピーウォーカー)を離れて盲導犬協会で訓練に入るパピーたち。これは、大学に進学し親元を離れて寮生活を始める息子と同じです。

また、盲導犬になってユーザーさんのために働くのは、新しい場所で就職し仕事に夢中に生きるのと同じでしょう。

 

将来に向けて飛び立とうとしている息子・娘に対して、

「一人暮らしは危ないから、実家から通いなさい」

「家族皆で暮らす方が幸せに決まってる」

なんて言う親は・・・どうでしょうか?

これって自分勝手ですよね?子供のことを心配しているように見えて、実は自分のことしか考えてない。自分が寂しいから子供と別れたくないんです。

 

 

私たちが年頃になると親元を離れて生きるように、盲導犬パピーたちも今まさにパピーウォーカーの元を離れようとしています。私は、盲導犬になるために生まれてきたこの子たちを応援したい!

だから子犬を盲導犬協会に返したくないとは思いませんよ。

 

別れの日が迫ってきたので、淋しくなったり涙が出ることもあります。ですが子犬を返したくないとは思わないのは、こういった事を自分なりに納得しているからだと思います。

 

 

では次に、パピーウォーカー活動を通しての気づきついてお話していきます。

とても素晴らしいことに気が付けたので、ここに記録したいと思いました。もう少しだけ、お付き合いくださいね。

パピーウォーカーでの気づきとは?

 

私は、このパピーウォーカー活動をとおして、自分がいかに恵まれているかということに気づきました。

え?意味わからない?!では、少し補足しておきますねw

 

私はこのパピーウォーカー活動で、パピーを連れて子供たちと一緒にたくさん歩きました。

朝6時から子供たちと一緒に散歩していると、

「早起きして犬の散歩なんて、偉いね!」

「皆にお散歩連れてもらって、幸せな犬やね」

と声をかけられます。

 

娘がパピーのおしっこをトイレシーツで拭いてると

「そんな事してくれる人は初めてだよ。ありがとうね~」

と褒めて貰います。

 

パピーがきちんとおすわりして信号待ちしていると

「きちんとしつけされて、えらいワンコだね」

と笑顔を貰います。

 

 

私は毎日散歩しながら、いろいろ考えさせられました。

  • もし、子供たちの中に身体が弱い子・親に反抗する子・人間関係で悩む子がいたら?
  • もし、私たち夫婦の中が悪く、ギスギスした毎日を送っていたら?
  • もし、父母が寝込んでいて介護が必要だったら?

考えだしたらキリがありませんが、この「もし」が1つでもあったら、私はパピーウォーカーにはなれなかったんです。

 

 

私は、自分の恵まれた環境に気づいていませんでした。そんな環境を与えてくれる周りの人たちに感謝できてなかったです。恥ずかしいですが、全て当然だと思ってました・・・

 

盲導犬パピーウォーカーのボランティアを通して沢山の方と触れ合う中で私は自分の「今」を見直すことができました。

自分が置かれている「今」を知ること。そして、それに感謝すること。

 

私は自分勝手な人間なので、パピーウォーカーを通してようやくこの事に気がついたんです。これがパピーウォーカー活動をやって一番良かった事ですね★

 

 

では長くなりましたので、最後にまとめておきましょう!

まとめ

パピーウォーカーは子犬と別れたくない?返したくないの?

⇒子犬と別れたくはないですが、意外にも「返したくない」とは思わないです。

 

パピーウォーカーが子犬を返したくないと思わない理由?

  • 合意の上で始めたボランティアだから
  • 預かりものの犬だから
  • 寂しい別れではないから

ピーウォーカーでの気づきとは?

⇒自分がいかに恵まれているかに気が付き、周りの人に感謝することができた。

いかがでしたか?パピーウォーカーは子犬と別れたくないですが、決して子犬を返したくないなんて思っていません。自分たちの役割をしっかり理解したうえでパピーウォーカー活動を続けてきたので、最後は笑顔でパピーを送り出してあげたいです。

 

また、パピーが寂しい思いをしないように、私たちパピーウォーカーのことは直ぐに忘れてくれる方が良いとさえ思っています。

「お母さんに会いたい」

「家族がいなくて寂しい」

なんて思われると、私たちも辛いですからね。立派な盲導犬になれるよう、ここからは気持ちを入れ替えて訓練に挑んで欲しいです!

 

 

パピーとのお別れにあたり、やり残したことや悔いは1つもありません。

『別れるのが辛いから、返したくない』という思いはなく『パピーに出会えて本当に良かった』と、今では心からそう思っています。パピーには感謝しかありません。

 

でも、正直言うと「このままずっと、一緒に楽しく過ごせたらな~」という気持ちもあるんですよwでも、そんな事を言ってたら弱気になるので、ネガティブな気持ちは心の奥底にしまって置こうと思っています。

 

これが私たちパピーウォーカーの本音です★

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